今回は、フリーランスになって後悔する人の話について書いていきたいと思います。最近、フリーランスという言葉がテレビニュースでも話題になったり、
会社をやめてフリーランスに転身するという話もよく聞くようになりました。流行りのフリーランスかもしれませんが、フリーランスをするというのは結構大変です。
この記事ではフリーランスというものがどういうものなのかを見ながら、後悔せずにフリーランスになっていけるような内容かつ、知っておくべきことを書いていきます。
■目次
フリーランス=事業家
まず、フリーランスという言葉を聞いて、どう思われるかはわかりませんが、フリーランスは事業家だというイメージを忘れずにもっておいてください。
フリーランスは、フリーに仕事する人だという認識を持つ人が、特に会社員の方だと多いのかなとは思います。ですが、それは正しくもあり、間違いでもあります。
フリーに仕事ができるのは、おそらく時間とお金に余裕がある人だけです。それをしっかり理解する必要があります。なので、駆け出しフリーランスには時間とお金の余裕がないので、
まずはそれを作り出していくことが必要不可欠です。それは事業家と考え方がかなり似通っているのかなと思います。なので、フリーランス=事業家というふうに記載しました。
フリーランスってなんかかっこいい!と思ってフリーランスになると、ほとんどの人が後悔すると思います。それほど簡単な話でもありません。
と、いうわけで、次はフリーランスになってどんな人が後悔するのかということについて見ていきます。
フリーランスになって後悔する人
では、どのような人がフリーランスになって後悔するのか。実際に見ていきましょう。しっかり確認しておかないと、なってから後悔します。
後悔してからだと遅いので、先にしっかりとリスクを理解した上で、フリーランスになるという選択をしていきましょう。
自分で考えることができない
フリーランスというのは、名前からしてフリーに見えるかもしれません。ですが、フリーというのは、あらゆる面においてフリーなのです。
例えば、大学だったら、授業時間が決まっていて、授業によっては、とりあえず出れば単位がでるものもあると思います。(僕は医療系の出身なので、そんな楽な授業はありませんでしたがw)
ですが、フリーランスは、出社義務もなければ、追われる数字や成果もないかもしれません。すべてがフリーだからです。だからこそ、自分がどうしていくかということを、自分で決めないといけません。
と、なると、なんでも自分で考えて進んでいく必要性が出てきてしまうわけです。普通に会社員やアルバイトとして働く以上に考えることはでてくることになると思います。
なので、自分で物事を考えるということが苦手な人にはフリーランスは向いていません。指示されたことはできるけど、自分で仕事を作り出すのはちょっと。と思うならフリーランスは大変だと思います。
誰も指示する人がいないわけなので。
主体的に行動できない
次は、主体的に行動ができるかできないかというところがポイントになってきます。フリーランスというのは、殆どの場合、後ろ盾がありません。
誰かに、やれと追われることはほぼないでしょう。ですが、これがないと仕事が進まない人がいるのも事実だと思います。
やれと言われないとやれない人は、どこに言ってもあまりいい印象をもたれないのかなとは思ってしまうのですが、フリーランスでもそれは同じです。
人間本当におもしろいな。と思うと同時に、怖いなと思う瞬間があったのですが、本当に主体性のないフリーランスというのは、自分の収入が月に2万とかでも危機感を抱かないです。
僕の知り合いにそういう人が1人いました。でもなんか可愛そうだと思って、仕事をふってみると、全然やってくれるわけですが、もう振らないというと、わかりました。とだけ言うのです。
なんでフリーランスになったかと聞くと、周りに自分で生きていくとずっと言ってたから戻れなくなった。という理由みたいです。その人は笑いながら答えてくれましたが、僕はちょっと焦りました。
このような例はたくさんあるわけではないかと思いますが、主体性がないとこうなってしまうのか。と思った瞬間でした。フリーランスとしてやっていくなら、ぜひ主体性を持って、上を向いて進んでほしいなと思います。
やったことがないことにチャレンジできない
最初のほうに、フリーランス=事業家ということを書きました、フリーランスが事業家と思う理由の一つに、チャレンジの回数が多いことが挙げられるかと思います。
フリーランスは、最初は何らかの仕事を受託して案件をこなしていくんじゃないかなと思うのですが、1つの案件だけで生きていくことはないのかなと思います。

金額や期間も、案件によって様々なので、案件に終わりもあるわけですし、1つで十分生きていけるほどの金額になるかと言われると、わからないわけです。
なので、様々なことをチャレンジしていくという気持ちであったり、いろいろな仕事に挑戦していかないと、現実的に生活が厳しくなるといったこともありえるわけです。
ですが、普通に働いていると、そういったチャレンジの場は少なかったり、そもそもそういうことを考えなかったりします。フリーランスはその逆で、そういったことを常に考えないといけない世界です。
この違いを知らずにフリーランスになると、後悔どころでは済まないわけです。
自己管理ができない
フリーランスで一番大変なのは、自己管理だと思います。会社員だと、朝に出勤とか、土日休みとか、ある程度時間のルーティーンができますが、フリーランスにはそれが全くありません。
僕はそれを一番最初に知ったのが、学生時代に休学したときです。最初僕は学校に行きながらビジネスを始めたのですが、学校にはある程度時間のルーティーンがあるわけです。
ですが、学校を休学すると、それが全部消えて、手持ちぶさたになる時間はかなり増えました。時間を無駄にしている感覚と、それによる謎の危機感に襲われたこともあります。
結局1年休学して仕事はうまくいきましたが、どこか時間を無駄にした気分が消えませんでした。もっとやれたな。というか、時間を見直すともっとやれたな。とかいろいろ思いました。

まあそこは趣味の時間で埋めたり。とかでもいいのかもしれませんが、フリーランスになって最初のうちに、仕事以外のことで時間を埋めようとする人はあまりいないと思います。
勉強が苦手
フリーランスでも、なんでもそうなんですが、勉強することはかなり多いのかなと思います。特にフリーランスになると、最初は、自分の仕事だけでなく、
いわゆる、経理や事務周りの仕事も行う必要が出てくるんじゃないかなと思います。例えば、会社員の給料は、給与として、一定の税金が引かれた状態で、渡されるわけですが、
フリーランスの場合は、そこを自分で処理する必要がでてくるわけです。フリーランスの収入は、給与ではなく、売上なので、同じ30万でも意味が変わってきます。
売上なので、そこから経費を引いてのこったら利益だし、そこから税金がかかります。なので、正社員の30万と、フリーランスの30万だと、フリーランスの30万のほうが残るお金はおそらく少ないと思います。
こんな感じで、多分普通に生きてたらあまり気にならないようなことを、細かく気にしないといけなくなるのがフリーランスです。僕はそれをプラスと捉えているのですが、マイナスと捉えてしまうと、結構厳しいと思います。
また、仕事内容でも同じように勉強が必要な場合が出てきます。あるプロジェクトに関わっているとして、今までは一部分さえ理解していれば仕事が進んだかもしれませんが、
フリーランスとして入る場合、おそらく多くの場合で、全体像を見ることを要求されるかと思います。WEB系の案件であれば、制作物だけ作れてもあんまり重宝されないと思います。
制作物というよりかは、それを通していくら売上を作れるのか。というところを鋭く考えられるようになるということが非常に大事になってきます。
普通に働いていると、そこまで考えることってあまりないかもしれません。ですがフリーランスはそれができる必要がありますし、できるフリーランスとできないフリーランス。どっちにニーズがあるのか。という話です。
フリーランスで成功の部類に入るためには
これを知らないと後悔しますよ。という内容を書いておきました。細かく上げるとキリがありませんが、とりあえずこれをちゃんと理解しておけば、基礎的なことは問題ないのかなとは思います。
じゃあ逆にどうすればうまくいくのか?ということも気になるかなと思うので、そちらについても書いていきます。
0→1を作れるようになる
上の方に書きましたが、0→1を作れるフリーランスと、そうでないフリーランスは、レベルが段違いです。0→1を作れないフリーランスは、
どこかの事業の波の上流に乗りかかることが結構難しいので、結局下流の制作や請負い業が全てになってしまうかと思います。それでもお金を稼ぐことはできますが、小さく、かつ単発になると思います。
小さな単発案件をこなすというのは、実績をつけるためにはかなり大切なことですが、それを一生するというのも酷な話です。フリーランスになる理由は人それぞれですが、単発タスクは精神が不安定になります。
なので、事業をまるごと動かせるスキルとして、0→1ができるかどうかが大きなポイントになってくるのかなと思います。僕は0→1を結構やって苦しんでいた人なので、知らないうちにそこを突破していたのですが、
請負ばかりやってしまうと、ここの感覚は絶対に養われません。もちろん、0→1は結構難しいので、できない人もいると思います。でもそれを意識して仕事をしないと、大きな成果や収入には繋がりませんし、

なんてことも結構多いです。
普通の会社員よりクビになるリスクが高いのでは?と思うかもしれませんが、それも事実かなと思います。フリーランスとして成功を勝ち取りにいくためには必須になってくるのかなと。
外注のみならず自分でキャッシュポイントを作る
フリーランスで成功する次のポイントとして、自分で売上をたてるということがあります。フリーランスの収入は、多くの場合外注費用で取る場合が多いと思います。
なので、案件ごとのショットの報酬の場合が多く、収入が仮に高くなったとしても、不安定さがどうしても出てしまう場合があります。こうなると、生活も不安定になりがちです。
そうならないためにも、自分で安定的にキャッシュポイントを作成していくというのが結構大事になってきます。でも、どうやってそれをつくるのか。という問題が出てきます。
どのような形態のフリーランスかによっても変わってくるかも知れませんが、インターネットで仕組みを作ってある程度の利益を出そうとするのは非常に重要だと思います。
このブログは、今はマネタイズをまったくしていませんが、後々やろうと考えながら、ブログを書いたりしています。ブログには、様々なマネタイズ方法があり、自分の収入源として確立させるのに使えますし、
フリーランスの人からすると、自分を売り出すブランディングや、集客口としてもかなり使えるのかなと思います。これができれば、不安定さがかなり消えてきて、安定的に案件も取れて、お金も得られると思います。
最近、Twitterとかを見ていると、フリーランスの人とか、経営者の人をよくみかけますが、SNSをつかうのも、1つのブランディングになるわけです。youtubeなんてとてもいい例です。
そういうのもつかいこなせるようになると、フリーランスとしての強みも出てくるのかなと思います。
組織を作れるようになる
僕がおすすめするのは、組織をつくれるようになるということです。「組織じゃない」、これがフリーランスの一番の弱みだと思うからです。
ただ、組織を作るというのは、簡単ではありませんし、営業力もいれば、影響力も必要です。営業についてはこちらの記事を見ていただければとは思いますが、時間もかかると思います。

フリーランスであろうがなかろうが、ビジネスとして目指すべき1つのゴールは、組織化だと思います。普通に会社員として働いていても、リーダーになるとか、部長になるとか、そういうのは、会社内の1つの組織のトップになるということです。
結局どこに行っても要求されるのが、「組織を作るスキル」なわけです。組織マネジメントをするリーダーが読むべき記事はこちらです。
まとめ
フリーランスというのは、他人から見るとキラキラしている職業なのかもしれませんが、そんなことはありません。たしかにやりようによっては、かなり稼げますし、時間も自由すぎて暇になるくらいです。
でも、それは、それなりにやっている人だからです。正社員とかからフリーランスに転身したから上手く行くというわけではありません。
フリーランスになって後悔しないように、しっかり理解した上で選択をしていきましょう。